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結婚相談所「お見合いHistory (歴史) その1」 【男女共通編】≪第30回≫
婚活での「お見合いの」の起源とは?(連載①)
1.「お見合い」の起源をたどれば、鎌倉時代までさかのぼると言われています。
昔は一般的な風習だったお見合いですが、当時の見合い結婚は貴族、士族のもので、現在の見合い結婚の事情とはかなり異なるものでした。
家と家との縁を結び、家の繁栄を願うのが主な目的で、いわゆる政略結婚。当時は見合い結婚をする女性は人質とまで言われ、決定権はすべて男性側にあり、女性側に選択権はありませんでした。
それが庶民に広がったのは、今から約400年前の江戸時代、徳川幕府から始(まったと言われています。結婚相手を探すために、親族や近所の世話好きな方が見合い話をもってきて、出会いのきっかけをつくっていたそうです。
時は流れ1935年、戦前の日本では「お見合い結婚」が一般的に行われるようになり主流となりました。
もともと、家と家のつながりが強かった日本では親戚などが仲介に入り、お見合いがきっかけで結婚することがごく当たり前のこととなったのです。
当時、人口問題研究所が行った結婚調査によると、約70%の人がお見合いで結婚したというとても高い確率の記録が残っています。
それから現在に近づくにつれ恋愛結婚が増え始めてきました。
ちょうど戦後あたりから逆転していき、1966年あたりで割合が交差します。
今では成婚者の約9割が恋愛による結婚と言われているように、完全に見合い結婚と恋愛結婚の割合が逆転した結婚形式が主流となっています。
ただ自由だからこそ、恋人と結婚したいと思う時期がずれたり、仕事が忙しかったり、経済的に不安だったり、そもそも出会いがなかったりと、結婚にたどり着くことが難しくなっているのです。
2.そもそも「お見合い」とは
社会人として安定した時期に差し掛かると結婚を考えるのではないでしょうか。
しかしこのご時世、なかなか理想の結婚相手を見つけるというのは難しいものです。
それならば、日本古くから結婚相手を決める手段として使われている「お見合い」を考えてみるのも一つの手段です。
そもそもお見合いとは何でしょうか?簡単に言ってしまえば、「お見合いとは結婚を前提に相手を紹介してもらい、お互いに気が合えばお付き合いをスタートする出会いの手段です。」
普段の生活の中で異性と出会う機会が少ない人にとっては、お見合いは結婚相手を探すために必要な出会いのきっかけを与えてくれるものだと言えます。
異性との交際が苦手な人もお見合いは出会いのきっかけを作る有効な手段というわけです。
3.昔と今の「お見合い」事情
お見合いをする時に必要なものは、写真と家族構成や学歴、職歴、趣味など簡単なプロフィールが書かれた身上書です。
それを添えて紹介者(仲介者)に渡し、お見合いのお世話をお願いするのが一般的です。
一昔前、お見合いは「縁談」と呼ばれていて、縁談が来たら受けるのが当然という風潮がありました。
縁談は基本的にはお見合いと同じですが、親が縁談を持ってきたら嫁取り、嫁入りまたは婿養子の縁を結ぶための相談を行なったりと、その中で結婚するというのが当然だったのです。
交際期間などはほとんどなく、結婚式当日に顔を合わせることも珍しくありませんでした。
今のお見合いの考え方は合コンなどと同じように、出会いのチャンスとして位置づけられています。
まず一度相手と会ってみて、もしフィーリングが合う人と出会うことができたなら、結婚を前提としたお付き合いをスタートします。
そこからはもう普通の恋愛と変わりません。
4.出会いを求める現代
今の世の中、好きな相手と自由にお付き合いをしたり結婚したりできる事はとても幸せなことです。
しかし「自由」ということは、恋人と結婚したいと思っても相手がまだそういう気持ちではなかったり、仕事が忙しい人にとっては出会いのきっかけがなかったりといったことも考えられます。
一つの区切りとして考えられる結婚、今はそこにたどり着くことは難しい時代だと言えます。
次回の(連載その②)では、古代から各時代ごとのお見合いについてふれます。
【今回のまとめ】
・自由だからこそ結婚にたどり着きにくい時代です
・恋愛だけで結婚相手を見つけようとせず「お見合い」も
・「お見合い」とは男女が出会う優れた方法です
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