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交際中に感じる違和感や「生きづらさ」の原因とは

 

現在の私たちの社会では、残念ながら社会が決めたルールや、他人からの価値観に従って生きていいる人がほとんどだと思います。

会社には会社のルールや価値観、家には親が決めたルールや価値観など、自分にはなんだか「生きづらさ」を感じることも多くあります。

幼少の頃は、親から言われた事を素直に受け入れられていた子も、大人になる過程で親に反発する反抗期という時期があります。

これは誰にでも起きる現象で、その人の中に自分にしかない「個性」が芽生えてきたからだともいえます。

たとえ親子であったとしても、「個性」は別の存在ですので親が決めたルールや価値観に合わないと感じる時が誰にでも起きます。

その時にあなたの心の中で何が起こっているのか？といいますと、実は自分と他人との間には境界線があって、この境界線は自分側の領域と他人側の領域に別れています。

この時の自分側の領域というのは、「自分の心や体、人生に関する領域」の事です。

結婚や恋愛、婚活でもその相手と少しずつ深い関係になってくると、この境界線を越えてあなたの領域に入ってこようとする人がいます。

 

 

どんな他人であったとしても、あなたをコントロールしようとして入ってくる人というのは、会社であれば「お前は使えない」「あなたは必要ない」「こんなことも出来ないのか」などと言って、あなたの価値を勝手にダメだと決めようとしてきます。

これは、あなたと他人の境界線の「ラインオーバー」だといえます。

この自分と他人の境界線が曖昧な人は、自分がラインオーバーされていることに気が付かないことも多いのですが、例えば付き合っている男性から自分の外見や体型の「ここを直したらどう」と指摘されたり、彼女から「もっと収入のいい会社に転職した方がいい」と言われたり、この境界線を越えて自分の心や体、人生に関することに侵入してくる相手に対して、「生きづらさ」を感じる訳です。

この場合の人間関係は、決して良い人間関係とはいえず、あなたとその相手とは「対等」ではありません。

良い人間関係とは、あなたに自分の価値観を押し付けたりしないし、あなたの意見を捻じ曲げてこようとはしないからです。

結婚や恋愛・婚活でも、その相手と一緒にいて「心地いい」と感じる人というのは、あなたの価値観を尊重して、相手の価値観やルールを押し付けたりはしないものです。

もし一緒に生活するようになれば、食事や育児は女性がするものという価値観が男性にあった場合、女性はこの価値観やルールに従わなければならなくなるのであれば、その関係は「対等」ではない訳です。

 

 

恋愛や交際中に相手がこの様な「ラインオーバー」をしてくるタイプだと感じた場合は、その女性が綺麗で若く、美人であったとしても、反対にその男性がイケメンで経済力があったとしても、あなたは幸せには成れません。

それでは、全て相手が悪いのか？というと、そうでもありません。

仮にあなたが幼い頃に、あなたの個性が次第に確立しだしたころ、両親から度々この領域に侵入されて、それに抗うことが出来ずに許してきてしまった人は、恋愛や結婚、婚活でも相手からの「ラインオーバー」を許してしまいます。

ですから、交際中になんだか「生きづらさ」を感じていても、相手から「ラインオーバー」されていることに気が付かずに結婚して、結婚後に耐えきれずに離婚してしまうケースも多々あります。

今あなたが、恋愛や結婚に対して前向きになれないのでしたら、もしかしたらこの他人からの「ラインオーバー」の恐怖心が心の根底にあるのかもしれません。

 

 

この相手からの「ラインオーバー」の恐怖に対処できなければ、恋愛や結婚は難しくなりますので、そんなあなたにとって必要なマインドは、今の自分よりも少しだけ「自己肯定感」を高めることが大切となります。

この「自己肯定感」を高めることが出来ると、あなたの領域に侵入してくる相手に対して、「ノー」と言えるようになります。

ただし、だからといってすぐにこの「自己肯定感」を高めることが出来る訳ではありませんので、次のステップを踏んで高めていくといいでしょう。

そのステップは、「第三者に相談する」です。

仮に交際中の相手から言われた事で「なんだかモヤモヤするな」と感じた場合は、あなたが信頼できる人に相談して、「ラインオーバー」されていないかどうかをチェックしてもらう事です。

幼い頃から「個性」を尊重されて育った場合は、すぐにこの「ラインオーバー」の不快さに気が付いて、「ノー」と言えるし、その相手との交際を断ることも出来ます。

しかし、この「ラインオーバー」に気が付かない人の場合は、結婚しなければならないという世間の常識に縛られて、「対等」ではない相手との交際を継続させてしまい、結局幸せではいられない結婚を許してしまうこともあります。

 

 

もしあなたが結婚相談所での婚活をしている、またはこれからしてみようと考えているのでしたら、この「第三者に相談する」相手が存在していますので、この心の中の「モヤモヤ」を感じた時は、自分が相手から「ラインオーバー」されていないか、ぜひ相談してみることをお勧めします。

ただし、結婚相談所も様々であり、あなたを担当する方があなたと「対等」の関係であり、尊重してくれなければ意味がありませんので、あなたの担当者が世間の常識やルールを押し付けてきて、あなたの「個性」を尊重してくれない人であれば、別の相談所に変えた方が良いといえます。

最近流行の婚活アプリでは、この「第三者に相談する」ことが出来ないので、気が付かないうちに相手から「ラインオーバー」されていても気が付かず、綺麗で美人だからとか、イケメンでお金持ちだからといった、親の常識や世間体で結婚してしまうと、後で後悔することにもなりかねませんので、自分と相手との関係が「対等」であり、「尊重」されているのかどうかをよく考えて判断してみてください。

 

【今回のまとめ】

・恋愛や交際中にあなたをコントロールしようとするお相手は「ラインオーバー」

・恋愛中のお相手とあなたは「対等」な関係ですか？

・あなたの個性を「尊重」してくれる異性は、一緒にいて「心地よさ」を感じます

 

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