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結婚したカップルの離婚原因の第1位は「性格の不一致」ではなく「〇〇の不一致」です【男女共通編】≪第373回≫
恋愛での別れや結婚後の離婚原因の本当の第一位は?
厚生労働省によると、2021年の離婚件数は18万4,386組ですが、その中でも離婚原因の第一位は男女ともに「性格の不一致」と明示されています。
私が結婚相談所での経験で良く感じることは、人間であれば誰一人同じ性格の人はいないはずですので、出会う前からその二人の「性格は不一致」だったはずです。
ですので、離婚原因の第一位は「性格の不一致」であるという言葉の表現の仕方がなんだか不自然な様に感じていました。
そもそも、結婚したその二人の男女の性格は「不一致」なものだからです。
恋愛中や婚活での交際中に、そのカップルが破談してしまう時の理由も、離婚原因と同じ様に「性格の不一致」であると単純に捉えていますと、その後その二人はいつまでたってもゴールすることは出来ません。
それはなぜかといいますと、この世の中に「性格の一致」している人など存在しないからです。
ですので、結婚や恋愛、婚活が上手くいかない人にお伝えしたいことは、相手側を自分の性格に一致させようとしたり、その反対に相手の性格に無理やり自分を合わせようとしたりしてはいけないということです。
それをさせようとする行為が、モラハラやパワハラ・DVであり、また無理やり相手に合わせようとして、自分の自己肯定感を下げてしまうと、相手と一緒にいても幸せを感じられなくなってしまいます。
自分の両親がこのどちらかの姿であれば、結婚に対して良いイメージが湧かずに、恋愛や結婚を避けようとしてしまいます。
両親と自分とは別の人間ですので、この様な両親のもとで育った場合は、同じ過ちを繰り返さない為にも、自分の両親は「しくじり先生」なんだと考えて、なにを両親は「しくじった」のかを学んでみましょう。
仲の良かった恋愛中のカップルが別れてしまったり、結婚していた二人が離婚してしまったりするのも、同じパターンの「しくじり」を何度も繰り返しているからです。
結論からお伝えすれば、その「しくじり」は互いの「常識」が理解できていない、という「しくじり」です。
例えば結婚している男女が、相手に感じる「不安」という言葉の常識を深く整理してみますと、男性は働いて得た収入を女性に渡しているのだから、女性にとって経済的な「不安」はないと単純に考えている人が多いのですが、これは間違いです。
女性からすれば、今は良くても将来的には「生きていけなくなる」のではないかと、やはり「不安」なのです。
それはどういう意味かといいますと、若いうちはまだ大丈夫なのかもしれませんが、女性であれば誰でも年齢と共にその外見が変化していきます。
男性は、年を重ねてもより若い女性を好むということを知っている女性達からすれば、いつまでも自分を愛し続けてくれるか、やはり心配な訳です。
自分が愛されないようになって、他の若い女性に気持ちが移ってしまえば、その若い女性にお金が流れてしまい、将来的に収入を得られなくなってしまうかもしれません。
その様な「不安」を女性は持ち続けていますので、この「不安」を解消させてあげる為にも、交際中のカップルや結婚しているカップルの場合は、男性は女性に毎日でも「愛しているよ」「好きだよ」と伝えてあげなければいけません。
1990年代に、歌手の森高千里さんが「私がおばさんになっても」という曲を発表した当時、この深い意味の歌詞に女性達が共感してヒットになったのもうなずけます。
男性からすれば、本当に毎日「愛しているよ」「好きだよ」と伝えなければいけないのか?と、なんだか面倒だと感じる方も多いと思いますが、この「不安」に対する考えは女性からすれば皆同じであり「常識」なのです。
女性からすれば「愛されない」=「生活が出来なくなる」というつながりで「不安」なのです。
もしあなたが男性であれば、この女性の「常識」は非常に理解しがたいことだとは思いますが、そう思う理由は、あなたの内面の「不安」から、毎日の様に「愛している」と女性から言葉で伝えて欲しいなどとは思っていないからです。
つまり、しっかり働いている収入のある男性にとっての「常識」ではないのです。
この自分にとっての「常識」を異性にも当てはめようとして、多くの方が「しくじり」をしています。
離婚原因一位の「性格の不一致」をより正確に表現すれば、「性格」ではなく男女の「常識」の不一致です。
もし仮に日本の少子化問題の解決を本気で考えるのであれば、国の政策として金銭的な支援をするのではなくて、男性と女性の考える「常識」の違いをお互いが理解するための教育をすべきだと私は思います。
そうすれば、お互いがお互いの持つ常識を基準に接し合うことが可能となり、結婚後の二人にとっても幸せな家庭を築くことが出来ます。
もし目の前の両親や結婚した先輩達の姿がいつも幸せそうであれば、どうして若者たちの結婚離れが起きるでしょうか?
コスモスプリマリエでは、恋愛や婚活中の二人にとっての必要な知識をお伝えするだけではなく、結婚後も二人が幸せでいられる為の秘訣をお伝えしています。
【今回のまとめ】
・結婚したカップルの2021年の離婚件数は18万4,386組(男女合わせて36万人)
・夫婦仲の悪い両親や先輩家庭は「しくじり先生」と考えて学びに変えよう
・カップルの離婚原因は「性格の不一致」でななく「常識の不一致」です
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