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親世代とはまったく違う今の婚活事情と結婚相談所の役割【男女共通編】≪第60回≫

2021.03.18 婚活コラム

婚活事情について昔と今とでは具体的に何がどう違っているのかを解説していきます

 

1985年当時の厚生労働省の統計では、男性の平均初婚年齢は28.2歳、女性は25.5歳でした。

これが、2015年には男性が31.1歳となり、女性は29.4歳と変化しています。

約30年の時を経て男性は2.9歳、女性は3.9歳も平均初婚年齢が上がりました。

 

 

.平均初婚年齢・未婚率の推移

 

1985年の女性の平均初婚年齢が25.5歳です。

当時は25歳くらいまでに結婚をしたいと考える女性が多かったといえます。

初婚年齢も上がっていますが、そもそも結婚せずに未婚の人も増えています。

その未婚率がどのくらい増えているかといいますと、25歳から29歳で比較しますと、男性は12.1%、女性は30.7%も増えています。

1985年でしたら20代では結婚しなかった女性の割合は3割程度でしたが、今では6割に増え、約2倍に増加しています。

男性・女性ともにどの年齢も未婚率は上昇していますが、特に女性の未婚率の増加が顕著だといえます。

アラフォーと呼ばれる35歳~39歳の未婚の女性は1985年には6.6%で約15人に1人程度でしたが、2015年には23.9%となり、アラフォー世代の約4人に1人は独身です。

結婚相談所に登録している方の年齢としては、35歳~39歳の未婚の男女が特に多いのですが、これは親世代とは全然違う状況だといえます。

 

 

2.女性の高学歴化

 

女性の未婚率が上がっている要因の一つとして、女性の高学歴化もあるでしょう。

親世代の約30年前、四年制大学に進学する女性は14.7%でした。

しかし、今は45.6%です。

4年生の大学に進学する女性が増えたということは単純に結婚が遅れるということでもあります。

短大や専門卒の女性では高校卒の女性と比べて2年結婚が遅れます。

女性の初婚年齢が30年前と比較して約4歳上がっていることを考えると、四年生大学卒の女性が増えたことと一致します。

女性の高学歴化が社会進出にもつながり、男女の経済的な格差も少なくなくなってきました。

 

 

3.男性の経済力について

 

親世代では女性が結婚する要因の一つに、男性の経済力を求めていた方も多かったと思います。

しかし今では女性にも経済力がつきました。

今の女性は結婚後も仕事を続けたいので、転勤のない共働きに理解のある男性がいい、という意見が増えています。

男性も結婚後は、女性も正社員で仕事をし続けてくれる方がいいと思う人が多くなりました。

親世代の感覚ですと、女性が結婚してもフルタイムでバリバリ仕事をしていたりする場合、旦那さんの稼ぎが良くないのか?と思われたり、旦那さんの稼ぎが良いのに、なぜ女性がそんなに働こうとしているのか?と言った目で見られることもありました。

 

 

4.社会環境の変化

 

ご存じの様に今では、家事などで利用する家電も進化していて、ドラム式洗濯乾燥機や食洗機などもあって便利ですし、親世代のように結婚したら奥さんに家事をしてもらいたい!という感覚も少なくなってきました。

コンビニエンスストアも増えて深夜営業もしているので、男性も食事には困らない時代です。

コンビニエンスストアの店舗数は親世代に比べてどのくらい増えているかといいますと、フランチャイズチェーン協会のデータによると1983年は6308店舗でしたが、2018年には58340店舗に増加しています。

35年の時を経て9倍に増えました。

35年前には家の近くに1店舗しかなかったコンビニエンスストアが今は9店舗あるというイメージです。

ある独身の男性は毎日同じコンビニエンスストアで夕飯を買っていると、店員さんに顔を覚えられてしまいそうで恥ずかしいから、毎日行くコンビニエンスストアを変えながら夕飯を買っていると言っていました。

親世代の男性は一人でいると食事に困る、という感覚もあったと思いますが今はそうないではありません。

 

 

5.日本の雇用情勢

 

続いて収入面では内閣府のデータで、1991年の25歳から34歳までの非正規雇用だった男性は全体の2.8%でした。

しかし、2018年には男性の14.7%が非正規雇用となり、約5倍に増えています。

また内閣府が出している少子化社会対策白書では、30代の年収で1997年と2017年を比較した場合、1997年で一番多い収入は500万円から699万円ですが2017年で一番多いのは300万円台でした。

約20年で200万円程度の年収が下がっているというわけですから、親世代から見れば結婚対象と考えられる男性が減少していてもそれに気が付かず、娘の結婚相手がなかなか見つからないという状況が読み取れます。

非正規雇用社員が増えていることや30代の男性の年収が200万円程度下がっているという現実を理解して、これからの婚活を考えた方が時代にマッチしているといえます。

 

 

【出典】結婚相手に求める年収はいくらなのかを、より詳しく知りたい方はこちら↓

6.生涯未婚率について

 

生涯未婚率とは50歳までに一度も結婚してない人の割合ですが、今は男性が4人に1人、女性の場合7人に1人が生涯未婚という結果が出ています。

親世代1980年の生涯未婚率は、男性が38人に1人、女性は22人に1人でした。

昔でしたら周囲に独身者も少ないので、結婚することにも焦りがあったと思いますが、今は独身者も多く、焦ることも少なくなってきました。

 

また親御様は娘の結婚相手に対して、有名大学を卒業していて、一部上場の大手企業に勤めているなどの肩書きに弱い方も多いです。

しかし今は有名大学を出ていても、大手企業に勤めていても、どうなるかわからない時代です。

結婚相談所ではまだまだ学歴や勤務先などが重視される傾向はありますが、これらの肩書は本人よりも親からの希望が強いケースが多いです。

その為、この様な親の期待を裏切らずに独身でいる高学歴の女性のことを昔は、『箱入り娘』と呼ばれたりしていましたが、今ではあまり聞かなくなりました。

 

親世代ですと

結婚している = 幸せ  ・ 結婚してない人 = かわいそうな人 

 

というイメージがある様ですが、時代は変わり今の若者たちには自分のしたい事や、独自のライフスタイルを変えてまで、親世代の考える結婚を重視しない傾向があります。

親からすれば子供はかわいいという思いから、昔の常識で考えてお相手探しをしてしまい、逆に子供の結婚の障害になってしまう親御様もみえます。

 

 

7.時代に即した考え方が大切です

 

結論から言えば、親御様は昔の時代と今の婚活事情とは全く異なっていることに目を向け、反対に子供は親世代の常識はそうだったのかと親御様の考え方の根拠にも一理あることを理解する努力をしましょう。

そして昔の様にどちらかがどちらかに依存するような関係ではなく、男性も女性もお互いの長所を生かし合いながら助け合う結婚を目指し、婚活をしていきましょう。

 

 

まとめ】

・婚活事情は親世代と今とでは現状が大きく違います

・本当の男女平等社会とはお互いが依存し合わない社会のことです

・親世代の考えと今の状況の両方を加味して婚活していきましょう

 

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